2013/12/30

中国の洋食

中国人の料理人が西洋料理を取り入れてつくった料理。
タイ語で「クックチョッブ」。
日本の洋食料理の中国版です。
「シーロムタットターカーン」というお店。

「シークローン・ムートート」
豚の素揚げにグレービーソースがかかってる感じ。
豚はカリカリになるまでしっかり揚げてある。
食パンがしっとりでおいしい。
焼いてなくても美味しいけど
焼いてない食パンをそのまま出すって日本にない発想。


「ゲーンカリーガイ」
チキンのイエローカレー。
鶏が4分の1体くらい入っている。
パンによく合う。

「ゴーイシーミー」
たけのことエビのあんかけ麺。
麺は細いたまご麺。
たけのこシャキシャキ、エビぷりぷり。

テーブルは円卓。
これは中国というわけじゃないけど、
テーブルの下にゴミ箱が置いてある店がたまにある。
殻やティッシュを捨てる用。
ゴミ箱が近くにあるというサービスなんだろうけど
だいたいティッシュが散らばってて上手く作用してない。


2013/12/29

一番有名なタイ料理

タイ料理で一番有名なのは「トムヤムクン」なのでは。
トムヤムクン以外のタイ料理を知らない人も多いと思う。
「トムヤムクン」で一単語として覚えられているけど、
トム=煮る、ヤム=混ぜる、クン=エビ。
なのでトムヤムプラー(魚のトムヤムスープ)
トムヤムガイ(鶏のトムヤムスープ)という風に
エビだけじゃなく、いろんなトムヤムがある。
タイに来て意外とトムヤムクンを食べる機会が少ない。
エビだけじゃなくてイカ、白身魚などの魚介が入った、
トムヤムタレー(海鮮のトムヤムスープ)の方がよく食べる。

トムヤムには2種類あって、
赤いスープの「トムヤムナームコン」と


透明のスープの「トムヤムナームサイ」がある。


赤いスープはココナッツミルクとナムプリックパオが入っているもの。
透明のスープはそれらが入ってないもの。
暑い時は「トムヤムナームサイ」の方がスッキリ飲めるので
これも意外と赤い方よりこっちの方をよく飲む。
写真は「モーファイ」といって固形燃料を使った火鍋。
熱々だけど早く飲まないとすぐにスープが濃くなる。
ファミリーサイズ。
これも家族やちょっと良い外食の時にしか食べない。
普通はどんぶり鉢ででん、と出てくる。

初めてトムヤムを食べる前は辛酸っぱいという味が理解できなかったけど
一度食べるとやみつきに。
酸っぱいのはライムが入っているから。
レモングラス、カー(しょうがの一種)、こぶみかんの葉とハーブがたっぷり。
暑いときにトムヤムを飲んで汗をかくと体もすっきりするので健康に良い気がする。

2013/12/27

すっぱいソーセージ

「ネーム」
豚肉の酸っぱいソーセージ。
生のソーセージを発酵させているのですっぱい。
にんにくが良く効いている。
キャベツ、しょうが、ピーナッツを付け合わせに食べる。
ものによってはもち米入り、春雨入りがある。

「ネーム・ヤーン」


ネームをバナナの葉に包んで焼いたもの。
葉の香りがネームに移って香ばしい。

ネームと野菜の炒めもの。


玉ねぎ、ねぎ、唐辛子、にんにく、たまごと一緒に炒めてある。
油たっぷりで強火でさっと炒めた感じ。
味も中華系。
この他にもネームは焼き飯の具に使われることも多い。


2013/12/26

世界でいちばん大きい果物

今が旬の果物、ジャックフルーツ。
日本では缶詰でみかけるくらい。
タイ語では「カヌン」。


黄色いのが果実。
ジャックフルーツの屋台はだいたいこういう透明でドーム型の屋根がある。
あと売ってる人はお姉さん率が高い。




これが本体の果実。
これでも全体の半分。
大きいものでは50kgあるものも。
周りはみどりの皮で覆われていてちょっとドリアンに似ている。
この中から果実を取り出す。
少し独特のにおいがして、このにおいがダメな人もいる。
味は歯ごたえが良い以外説明しにくい。ちょっと甘い。
かき氷などのデザートにも入っていたりする。
熟したものはスープやナムプリック(ペースト)にも使われる。


実は種も食べられます。
水に少し塩をいれて、種の色が白っぽくなるまで煮る。


皮をむいて食べると木の実やいものようなホクホク感。
栄養もたっぷり。
屋台によっては無料でくれるところも。


2013/12/25

隠れ家のケーキ

今日はクリスマスですがタイは仏教国なので
特にタイならではのクリスマス料理はないです。
今日はチキンを食べるぞ!ていう感じもない。
街の中心部にはツリーやイルミネーション、
ホテルではクリスマスディナーをやっていたりと催しはある。

クリスマスケーキではないけど、
ステイ先の友人のお姉さんがフードマニアで
美味しいもののためならどんな苦労も距離もなんのその。
バンコクの隣の県まで3ヶ月前から予約したケーキを買いに行き、
私も食べさせてもらう。
ノンタブリーにある隠れ家的なケーキ屋「Cafe au Chum」というお店。
見た目は普通のかわいい家でお店かどうかわからない。ほんとに隠れ家。
3ヶ月予約待ち。
女の人が一人でやっているし材料も全部輸入品だからか、そんなに数が作れないのかも。

チョコレートケーキ。
こうしてチョコレートソースがたっぷりかかってる状態で箱に入ってた。
豪華な雰囲気がケーキから漂っていて3ヶ月待った感がある。
味も濃厚で美味しい。



カプチーノケーキ。
チョコレートケーキにカプチーノのクリームがかかっている。
ちょっと苦めのクリームが良く合う。

でも値段にビックリ。
カプチーノの方は1ホール1000バーツ(約3000円)で日本と同じくらい。
チョコレートはプレミアムらしく1ホール2000バーツ(約6000円)。
2ホール合わせて約一万円!
果物入ってなくてこの値段にビックリ。
そして友人のお姉さん、おそるべしです。

2013/12/24

カクテル

タイのカクテル特集。
これらはコンビニで買えます。

「SPY モヒート味」
日本のタイ料理屋さんなどでもみかけるSPY。
ワインクーラー(ワインを使ったカクテル)のバージョンは見かけるけど
このカクテルタイプは見ない。
味はラム酒にライムとミントの味。炭酸は少しだけ効いてて甘め。


「FULL MOON」
白ワインベースのワインクーラー。
これも甘い。
氷を入れてちょうどよい甘さ。

「SUMIRNOFF メロン味」
日本でもおなじみスミノフ。
新商品のメロン味。日本でも今売ってるのかな?
他のに比べて甘さはすっきりめで飲みやすいけど
メロンの香りが甘あま。

気がついたらみどり色ばっかり。
基本的にカクテル系は甘い。
タイ人はカクテルも甘いのが好きなのかも。
辛い料理を食べて甘いカクテルを飲む?

2013/12/23

ワイナリー

ステイ先の家族と小旅行で郊外のカオヤイというところへ。
お昼に「PB Valley」といワイナリーへ行ってきました。
シンハービールをつくっている会社が経営しているワイナリーで、
イタリアンとタイ料理、そこでつくっているワインが飲めます。

ワインの瓶でつくられたランプシェード。
アート作品みたい。

ぶどう畑。

ぶどう。
粒が小ぶりでブルーベリーみたい。


石釜で焼かれるピザが食べられます。
薄い生地がパリパリで美味しかった。


ぶどうジュース。
ワインみたいなちょっと渋い味。


「ミヤン・バイ・アングン」
ぶどうの葉っぱにぶどうの実、ライム、カシューナッツ、唐辛子、甘辛いペーストを
包んで食べる前菜。
西洋料理に見えるけど、
「ミヤン」は伝統的な前菜という意味で、
葉っぱにいろいろ包んで食べるスタイルはタイの伝統的な料理。
ぶどうの葉を使うことで創作料理になっていました。


2013/12/21

赤い水と緑の水



タイ人はコーラと同じくらいの頻度でこの赤い水をよく飲む。
家やお店に行ったときにおもてなしで、たまに出される飲み物でもある。
タイ語は「ナム・ワーン」と言って、甘い水という意味。



このシロップを水やソーダで割って飲む。
Blue Boyというブランドのこの瓶が主流みたい。
ブルーのズボンをはいた男の子の絵がなんかシュール。

本当に甘い。
かき氷のシロップを薄めて飲んでいる感じ。
実際、かき氷に使われていたりもする。

私はソーダで割る方がまだ甘さがましになるから飲みやすくて好き。
力仕事の現場にも置いてあったりする。
確かに、暑くて疲れてのどがカラカラな時に、
コーラなどの炭酸水をぐーっと飲みたくなる。
そんな感じでタイ人にとってこの甘い水は疲れを癒すんだと思う。
タイでは赤い色には動きを活発にするなどの良い意味があって、
仏壇のお供えとしてもよく見かける。
てっきりタイの神様は甘いのが好きだと勘違いしていた。




いろんな色があって、赤と緑をよくみかける。
赤いのは「ナム・デーン」、緑は「ナム・キヤオ」
ナム=水、デーン=赤、キヤオ=緑。
だからほんとにそのまま赤い水、緑の水という名前の飲み物。
赤はいちごみたいな味だけど、サラという甘酸っぱい果物の風味。
緑はクリームソーダ風味。
これはサラの木。ブッダの木という意味もあるらしい。


私は緑派です。


2013/12/19

おかゆ屋さん

インドネシア人のアーティスト達とのグッバイ食事会で
トンロー駅近くにある「セーンチャイポチャナー」というお粥屋さんへ。
カオトム(お粥)とおかずを食べる店はいろんなおかずが食べられて楽しい。
お粥以外にも普通のごはんもある。
たぶん日本人にも有名で日本語表記のメニューもあった。




カオトム屋でよく見るおかず達。
「チャプチャイ」


ゲーン・ホと同じように元々は冷蔵庫にある野菜でつくる家計にやさしい料理。
中国スタイルの料理。
写真はパックカナーのチャプチャイ。
キャベツやほうれん草、バラ肉を使うことも。
炒めた後に煮るのがこの料理のポイント。
パクチーの根、胡椒、しょう油で煮る。
煮れば煮るほど美味しいので一気に大きい鍋でつくる。
カオトム屋の定番料理。

「パット・ホーイグラポン」
すごく小さい粒の貝と卵を炒めたもの。


卵はそぼろ状になるまで炒めてある。塩味。

「ホイラーイ・パット・プリックパオ 」
あさりの辛みそ炒め。


ホーラーパーという葉が味のアクセントに。

「タオフー・トート」
揚げた豆腐をあんかけ状になった甘辛いタレにからめて食べる。
こっちの揚げ豆腐は黄色い。

2013/12/17

川エビとタニシ

インドネシアのアーティストを連れてアユタヤに観光に行きました。
アユタヤではないけど、帰りにアユタヤからちょっと南に下がった
バンサイのチャオプラヤ川沿いにある
「ルワイ・クン・パオ」というお店でディナー。
金持ちのエビBBQという意味。
川と水槽でエビや魚を養殖していて、新鮮なシーフード料理が食べられる。

名物の川エビのバーベキュー。
エビは小・中・大とサイズを選べる。
エビのみその色でもうよだれが。
ナンプラーににんにくと唐辛子の入ったソースか
シーフード用の緑色のソースにつけて食べる。



「プラーナムグン・パット・プリック・キン」
魚のジンジャーカレー炒め。
きざんだバイマックルーの葉がかかっていてさわやか。濃厚。辛い。
ごはんがすすむすすむ。

「ヤム・ホイコム」
タニシのサラダ。東北地方の料理。
今回の旅のロットゥー(ワゴン車)のドライバーさんが東北地方出身で教えてくれた。


タニシとレモングラス、ネギ、ナムプリックパオ(辛いペースト)をあえたサラダ。
上に青いマンゴーもちらしてある。
甘辛いのとレモングラスの爽やかな味。
甘酸っぱくてシャキシャキの青いマンゴーがアクセントになる。
タニシって水槽にいる害貝みたいなイメージだったけど
コリコリしておいしい。
たっぷりシーフードを食べました。

2013/12/15

あまりもの

カントークディナーのために作った料理が
結構余っていて、もったいないなあと思っていたら
次の日のお昼に違う料理として生まれ変わりました。
「ゲーン・ホ」
「ホ」はあまりものを使う料理のこと。
冷蔵庫の中にあるものを整理してつくるような主婦的な料理。
昔、冷蔵庫がない時代にお寺に托鉢された
ごはんのあまりものが保存できなかったことから生まれた料理なんだとか。


残ったゲーン・ハンレー(豚肉とピーナッツのカレー)に
春雨とこぶみかんの葉とレモングラスを足して炒めたもの。
パクチーをかけて、カオニャオと一緒に食べる。
あまりものでも全く違う料理に。
辛さも増していました。
ハーブの香りが強めの春雨のカレー炒めという感じ。

2013/12/13

お祝いの料理

いよいよラーンプーンでの儀式の料理。
結婚式や引越し祝いなどのお祝いの席で出される
タイ北部の伝統的料理のことを「カントーク」と言って
「カントーク」はチーク材を使ったテーブルのこと。



今回食べたカントークのメニューはここ数日書いていたものが勢揃い。

おつまみセット(えびせん、ピーナッツ)
ナムプリック・オン(トマトテイストのディップ)
ゲーン・ハンレー(ミャンマー風カレー)
ゲーン・ケー(花のスープ)
ケープ・ムー(豚の皮揚げ)
テングワー(キュウリ)
カオニヤオ(もち米)



タイの伝統的な音楽を聞いたり、ダンスを見ながら
このテーブルを3、4人で囲んでごはんを食べる。
ろうそくは灯されるけど、細かくは見えない中で食べるので
何の具が入ってるかあんまりわからなかったり。


今回は踊りを習っている15歳くらいの学生さんが踊ってくれました。
メイクばっちり厚化粧。
みんな本当に指先の使い方がきれい。
手の振りを教えてもらっても何回やっても覚えられず。

2013/12/11

ミャンマー風カレー

ランプーンでの儀式の後、
カントーク(北部地方の伝統料理)で食べる料理の仕込み。
メーバーン(ごはんや家事をする女の人)だけでは手が足りず、
庭師の男の人達も料理を手伝っていました。
儀式には課外活動をかねてタイ東北地方の芸術大学から学生が来ていたので
料理も40人前分くらいの量を準備しなくてはならなかった。


タイでは外で調理するのが一般的だけど(家の中にあっても半分屋外も多い)
大鍋でつくると豪快。
レッドカレーペーストに漬けこんだ豚のかたまり肉を炒める。
スパイスの良い匂い。
マサラパウダーも使ったみたい。目のマークのブランド。

火が通ったら水を入れてしばらく煮る。
赤玉ねぎとしょうがを入れる。



できあがったのが「ゲーン・ハンレー」


ミャンマー風カレー。
タイの北部はミャンマーに近いため、料理も影響を受けているみたいです。
水分が無くなるまで煮るので、ほぼおかずのカレー。
豚肉はじっくり煮込まれてやわらかい。ピーナッツも入っている。
カレーにはごはんというイメージだけど、不思議ともち米と合う。

おまけ。
儀式で使った豚の顔や耳を横でバーベキューしていました。





BBQ台の下では犬のババーがおこぼれ待ち。

2013/12/09

野菜と豚肉の煮物とお粥

ランプーンでの朝ご飯は決まってお粥。
唐辛子、砂糖、唐辛子入りナンプラー、にんにく油、パクチーとネギ。
こうして調味料とトッピングがフルセットで用意されていた。




「カオトム」
豚ミンチときのこが入ったお粥。
豚のエキスたっぷりのスープで何も入れなくてもしっかり味。
ラーメンのスープにいけそうなくらいしっかり。



「パックガードジョー」


お粥のおかずに出てきた一品。これも北部の料理。
グワーントゥンという野菜と骨付きの豚肉の煮物。
グワーントゥンは中国の野菜で、空心菜に似ている。
あっさりした味でほんのり酸っぱい。タマリンドが入っている。
野菜が恋しくて、美味しくて、ばくばく食べた。